【感想】STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ(森美術館)の鑑賞レポート
森美術館で開催している「STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ」について紹介します。
この展示会では、世界的に活躍している日本の現代アーティストたちの作品を堪能することができます。
現代アートのことが好きな人なら、きっと全員、どこかで作品を見たことがあるはずです。
「これだけのアーティストが、一同に介した展示会をやるなんて、森美術館は、なんてことをやってくれたんだ(嬉)」と、現代アートが大好きな僕は、唸りに唸りまくってしまいました。
そして、展示されている作品たちも、見ただけで「〇〇さんの作品だ」と分かるような、特徴的なものばかり。
個人的には、ものすんごく贅沢な展示会だと思っています。
では早速、そんな「STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ」について、詳しくお伝えしていきますね。
鑑賞レポート
村上 隆
村上隆さんといえば、このお花の作品ですよね。
壁一面にお花がいっぱいで、めちゃくちゃ圧倒されます。
他にも、ブログには載せられないような、ちょっと刺激的な作品も印象的でした。
李禹煥(リ・ウファン)
李禹煥さんは、直島にある李禹煥美術館へ行ったことがあるので知ってました。
展示室の床には、一面、石が敷き詰められています。
そのため、まるで宇宙や異空間に来たような感覚を味わえました。
草間彌生
草間彌生さんは、最も知られている現代アーティストの一人ですよね。
毒々しさを感じる作品が特徴的です。
この展示会では、草間彌生さんが活動を始めたばかりの頃から、最近にかけての、様々な作品が展示されています。
相変わらずの毒々しさですが、なぜか見入ってしまうから不思議です。
宮島達男
宮島達男さんといえば、数字を使った作品が特徴です。
床一面に広がる数字の海は、一体、何を表しているのでしょうか。
そんなことを想像しながら鑑賞するのが、僕は大好きなんです。
杉本博司
杉本博司さんの作品は、先日、京都市京セラ美術館での展示会を見たばかり。
観る人のことを考えられた作品というのが印象的です。
写真や古美術、建築など、さまざまな分野で活躍されている方なので、いろんな分野の作品と出会うことができます。
奈良美智
奈良美智さんは、ここ最近、僕がもっとも好きな現代アーティストです。
この写真のような、可愛らしい女の子を見ていると、心がホッとするんです。
ちょうど作品の前に、椅子が置いてあったものですから、20分くらい、作品の前に居座ってしまいました。
「STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ」概要
展示会紹介
戦後の高度成長期、日本ではオリンピック、万国博覧会といった国家規模のイベントが続き、国際化が推進されました。その間、現代美術の世界でも、脱植民地主義、多文化主義などさまざまな議論が重ねられ、ビエンナーレやアートフェアなど新たな場が拡がりました。
本展では、この間に日本という枠を越えて広く国際的に活躍し、今日、多様な地域や世代から高い評価を得るアーティスト6名を選び、その活動の軌跡を初期作品と最新作をつなぐかたちで紹介します。彼らの実践は世界からいかに評価されてきたのか。国境や文化を越えた普遍的な課題の追求、伝統や美学、テクノロジーやサブカルチャーなど、日本固有の社会的、文化的、経済的背景をふまえて探ります。また、1950年代から今日まで、海外で開催された主要な日本現代美術展に関する資料も展示し、それぞれの時代の評価軸や系譜を検証します。
2020年、新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより世界は一変し、経済的、社会的構造の脆弱性が浮き彫りになっています。そのような状況下、この6人のトップランナーたちの実践は、美術の本質的な役割とは何か、アーティストの成功とは何か、目指す「世界」とはどこなのか、といった根源的な問いを喚起するとともに、コロナ後の世界への示唆に富んだ力強いメッセージとなることでしょう。
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/stars/index.html
参加アーティスト
- 草間彌生
- 李禹煥(リ・ウファン)
- 宮島達男
- 村上 隆
- 奈良美智
- 杉本博司
基本情報
会場 | 森美術館 |
住所 | 六本木ヒルズ森タワー53階 |
会期 | 2020.7.31(金)~ 2021.1.3(日) |
時間 | 10:00~22:00(最終入館 21:30) |
休館日 | 会期中無休 |
観覧料 | 一般 2,000円 学生(高校・大学生)1,300円 子供(4歳~中学生)700円 シニア(65歳以上)1,700円 ※音声ガイド:500円 |
HP | https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/stars/index.html |
まとめ
森美術館で開催している「STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ」は、ものすんごく贅沢な展示会だと感じました。
だって、現代アートが好きな人なら、絶対に名前と作品を知っているような方々の作品が、一同に介しているのですから。
しかも、彼らの代表作と言えるような作品ばかりで、制作されたのも2020年となっているものが多かったです。
なのできっと、この展示会に合わせて、制作していた作品に違いないと思っています。
現代アートが大好きな僕にとっては、心から楽しめる展示会でした。