【感想】 蜷川実花展 ー 虚構と現実の間に ー(松坂屋美術館)の鑑賞レポート【口コミあり】
蜷川実花さんの個展「蜷川実花展 ー 虚構と現実の間に ー」を名古屋の松坂屋美術館で鑑賞してきたのでご紹介。
この個展は、2018年から各地を巡回していて、ようやく僕の住む名古屋までやってきてくれました。
3年ほど前に、愛知県の豊川市でもやっていたのを知ってたのですが、家から行きにくすぎて行けなかったのです。
感想はいうと、「蜷川ワールドが炸裂していて何もかも圧倒的!」です(笑)
展示会場に入った瞬間のインパクトもすごいですし、写真撮影NGゾーンの展示もカッコ良すぎました。
蜷川実花さんの公式サイトに彼女の作品の一部が掲載されているので、チェックして気になるようなら絶対に展示会へ行った方がいいです。
また、ヘルタースケルターやDinerなどの、彼女の関わった映画作品が好きな方も必見です。
この記事では、写真撮影OKだった箇所を中心に、どんな展示会だったかをお伝えしていきます。
では早速、続きをご覧ください。
鑑賞レポート
蜷川実花ワールドが炸裂な展示会
まず、会場へ入った瞬間が、ものすんごかったです。
一面が、桜でした。
これで圧倒されない人は、絶対にいません。
ぜひこれを体験してもらいたいです。
次の展示スペースでも、美しすぎるお花の写真の数々。
自分の好みを探してみるのがオススメです。
写真撮影がOKなのは、お花の写真まで。
ここから先は、写真撮影NGゾーンに入ります。
NGな理由は、著名人を撮影した写真の作品が並んでいるからです。
著名人に興味がなさ過ぎて無知な僕でも知っているような、
- 朝青龍
- ビートたけし
- 渡辺謙
- 草間彌生
- akb48
- 沢尻エリカ
- 福山雅治
- 瀬戸内寂聴
- 渡辺直美
- yoshiki
- 阿部寛
といった、蜷川実花さんが関わってきた方々と出会うことができます。
どの写真も、個性豊かでインパクト強め。
200人近くの写真が展示されているので、あなたの好きな著名人も見つかるはずです。
最後の展示スペースでは、ヘルタースケルターを彷彿とさせるような作品展示でした。
つまり、ちょっとだけ刺激が強いです。
なので、思考がグルグルしたり、感情が揺れ動いたりして、非常に面白いゾーンです。
人によって、感じ方が全然違うところだと思うので、”自分らしさ”を大切にして鑑賞するのがオススメです。
Twitterでの口コミまとめ
「 蜷川実花展 ー 虚構と現実の間に ー」概要
展示会紹介
写真家の枠を超え、映画、デザイン、ファッションなど多彩な活動をしている蜷川実花。本展では、「虚構と現実」をテーマにアーティストの写真の本質に迫ります。色鮮やかな花々を撮影した《永遠の花》や《桜》をはじめ、著名人やスポーツ選手を撮影した《Portraits of the Time》、新境地となった《うつくしい日々》など、多様な方向から制作された作品が一堂に会します。表現のジャンルを限定することなく時代の先端を鮮烈に示し続ける“蜷川実花”の作品世界を全身で体感できる、またとない機会となることでしょう。
https://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/museum/exhibition/2021_mikaninagawa/
作家「蜷川実花」略歴
蜷川実花(にながわみか)写真家・映画監督
木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。映画「さくらん」(2007)、「ヘルタースケルター」(2012)、「Diner ダイナー」(2019)、「人間失格 太宰治と3人の女たち」(2019)監督。映像作品も多く手がける。2008年、「蜷川実花展-地上の花、天上の色-」が全国の美術館を巡回し、のべ18万人を動員。2010年、Rizzoli N.Y.から写真集を出版、世界各国で話題となる。2016年、台湾の台北現代美術館(MOCA Taipei)にて大規模な個展を開催し、同館の動員記録を大きく更新した。2017年、上海で個展「蜷川実花展」を開催し、好評を博した。
https://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/museum/exhibition/2021_mikaninagawa/
基本情報
会場 | 松坂屋美術館 |
住所 | 名古屋市中区栄三丁目16番1号 |
会期 | 2021年2月13日(土)〜4月4日(日) |
時間 | 10時〜19時30分 最終日4月4日(日)は18時閉館 (いずれも入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 会期中無休 |
観覧料 | 一般1,200円 高・大生900円 中学生以下無料 |
HP | 公式サイト |
まとめ
蜷川実花さんの展示会は、初めてだったのですが、めちゃくちゃ面白かったです。
インパクト強めな作品が多かったところが、僕好みでした。
ワクワクしたり、不快になったり、気持ちが揺れ動かされるところが最高です。
ヘルタースケルターやDinerといった蜷川実花さんの作品が好きな人は、絶対に好きな展示会なので、ぜひ足を運んでみてください。