【感想】オイスターズ プロデュース公演「日本語私辞典」(ささしまスタジオ)の観劇レポート
オイスターズ プロデュース公演「日本語私辞典」を鑑賞してきたのでご紹介します。
本公演は、平塚さんらしい、日本語あそびが施されていました。
みんなが使っている日本語から、ある文字だけが消えてしまった世界が、面白おかしく演じられています。
そしてまた、「私」という1人の人物を、5人の役者で演じていることも面白かったです。
1人の人間でもいろんな側面があるのだということが、ものすごく伝わってきました。
ではもっと詳しく、オイスターズ プロデュース公演「日本語私辞典」についてお伝えしますね。
観劇レポート
いろんな「私」と出会える公演
この作品は、ストーリーが進むにつれて、使える日本語が減っていきます。
例えば、「す」がなくなったら、世の中にある「す」がつく、イスだったりが消えてしまいます。
最初のうちは、文字が消えても、そんなに生活に影響はありませんでした。
けど、徐々に、徐々に使える文字が消えていくと、コミュニケーションに支障がでてきます。
まるで、江戸時代のやりとりを見ているような、堅苦しい言葉ばかりになっていったのが面白かったです。
そしてまた、この作品の魅力は、いろんな「私」に出会えることにあります。
というのも、「私」という1人の登場人物を、5人の役者さんが演じているのです。
- 朝の私
- 登校する私
- 学校の私
- バイトする私
- 夜の私
という具合に、1人の人間でせ、いろんな側面があることを気付かせてくれました。
同じ「私」でも、周囲の環境が変わるたびに別のキャラクターが登場して、すごく面白かったです。
Twitterでの感想・反応
「日本語私辞典」byオイスターズ 概要
フライヤー
あらすじ
いつもの朝、いつもの挨拶をして、いつもの人達に会って、いつものように笑って、いつものように寝る。そうやっていつも当り前にある物や人が突然消えてしまった。…そんなこともいつもある。それも日常ならば、当り前に「私」だと思っていた「私」が突然「私」ではなくなってしまう事だってあるだろう。そうなると失って初めて気づく日常の光景には、さて、誰がいつ気付くのでしょう?
出演者
- 中尾達也
- 田内康介
- 芝原啓成
- 平塚直隆(以上オイスターズ)
- 秋葉七海(エージェントオフィスタクト)
- 川本麻里那(劇団あおきりみかん)
- 佐藤美輝
- 橋本咲季
- 廣瀬菜都美(A-team group A-light)
公演スケジュール
- 2021年8月19日(木)19:30
- 2021年8月20日(金)19:30
- 2021年8月21日(土)14:00/18:00
- 2021年8月22日(日)11:00/15:00
劇場:ささしまスタジオ
まとめ
本公演は、平塚さんらしい、日本語あそびが印象的でした。
もし自分の辞書から、ある文字だけなくなってしまったらどうなるだろうと、想像してしまいましたね。
コロナ禍で公演が危ぶまれましたが、無事に、開催してもらえて本当によかったです。
ありがとうございました。