【感想】オイスターズ「みんなの力」(ひまわりホール)の観劇レポート
オイスターズ「みんなの力」を観劇してきたので紹介します。
オイスターズは、演劇に興味を持ち始めた1年くらい前からずっとファンなのですが、今回の作品も、めちゃくちゃ面白かったです。
会話のほとんどが「しりとり」で進んでいくのですが、これがもう笑えて笑えて(笑)しりとりで会話をする限界に挑戦している様子に、「みんなの力」を強く感じました。
ストーリーは、決めなければいけないことが全然決まらない様子に、ムズムズしたものを感じ続けていましたが、会社でよくある風景だなと共感も覚えました。
では早速、オイスターズ「みんなの力」の観劇レポートをお伝えします。
「みんなの力」byオイスターズ 概要
ビラ・チラシ
あらすじ
みんなで力を合わせたら、
何かとんでもない奇跡が起こせるんじゃないかと
思っていたあの頃の私は、
奇跡を探して歩いていたが見つからないので仕方なく、
同じクラスのあの娘の恋を叶えてあげる事にした。
ところがなかなか「みんなの力」は集まらない。
それはそうだ、
みんなだってあの娘が好きなあいつの事が好きなのだ。
かく言う私だってそうだ。
恋を叶えるどころか「みんなの力」を集めること、
それ自体が奇跡だという事にようやく気付いた私は、
あの娘の恋はやめて、
別の事にした方がいいんじゃないかと思い始め…、
ところで話は変わりますが、今、目の前にUFOが居る。
脚本・演出・出演者
▼脚本・演出
- 平塚直隆
▼出演者
- 明石沙織
- 掛橋浩美
- 加藤玲那
- 小藤琴
- 佐藤美輝
- 永田貴椰
- 橋本咲季
- 藤島えり子
- 真崎鈴子
- 水谷もか
- 芝原啓成
公演スケジュール
2019年10月
- 4日(金)19:00 ◇
- 5日(土)14:00 ◇/ 19:00 ◇
- 6日(日)14:00 ◇
- 7日(月)19:00 ■
- 9日(水)14:00 ■/ 19:00 ■
- 10日(木)19:00 ■
- 11日(金)19:00 ◇
- 12日(土)14:00 ◇/ 19:00 ■
- 13日(日)14:00 ■
- 14日(月)14:00 ■/ 19:00 ◇
◇:水谷もか出演 ■:加藤玲那出演
劇場:ひまわりホール
- 運営:特定非営利活動法人 愛知人形劇センター
- 住所:名古屋市中区丸の内3-22-21 損保ジャパン日本興亜名古屋ビル19F
- アクセス:地下鉄名城線または桜通線「久屋大通」より、1番出口から西へ200m。地下鉄鶴舞線または桜通線「丸の内」より、4番出口から東へ300m。
- 電話:052-212-7229
観劇レポート
みんなの力を合わせた「しりとり」が最高に笑えた
本公演の見どころは、何と言っても「しりとり」です。何気なしに始まった「しりとり」が、最後の最後まで永遠に続いていくのがめちゃくちゃ面白いです。
初めは、難易度が低めの「しりとり」だったのが、最後には最高難易度の「〇〇しりとり」になってしまうのです。
もちろん、ストーリーは、「しりとり」に乗って進んでいきます。
みんなで決めなければいけないことがあるのに、全然「本音」を言わないから決まらない。力を合わせたら、すぐに決まりそうなものなのに。
そんな様子は、職場などでよく見かける風景と似ていて、歯痒い気持ちを感じながらも、共感も覚えました。
ただ、「しりとり」の難易度が上がっていくにつれて、だんだんと「本音」が出てきている様子に、「みんなの力」のスゴさを感じました。
個人的に好きな役は、真崎鈴子さん演じる矢野さん。劇団あおきりみかん「三人寄れば、文句の杖」をキッカケに好きになったのですが、本公演も、とってもいい味が出ていました。
なんというか、悩んでいることが、自分と似ているような感じがするんです。各所に、共感できるポイントが散りばめられていました。
今回のオイスターズの作品も、オイスターズらしくて本当に面白かったです。リピート割引もあるみたいなので、もしかしたらもう一度観に行ってしまいそうです。