【感想】コートールド美術館展 魅惑の印象派(愛知県美術館)の鑑賞レポート【口コミあり】
愛知県美術館で開催されている「コートールド美術館展 魅惑の印象派」を鑑賞してきたので紹介します。
本展示会は、イギリスが世界に誇る印象派・ポスト印象派の名画が展示してある「コートーブル美術館」の作品が、展示してあります。
ゴッホ、モネ、マネ、セザンヌ、ゴーガン、ルノワールなど、美術界の巨匠たちの名画を鑑賞することができます。
個人的には、まだ2020年が始まったばかりですが、今年一番の美術展ではないかと思えるくらいに満足度が高いものとなりました。
なぜなら、巨匠たちの筆使いや見せ方の工夫などを、生で体験することができたのですから。
では早速、「コートールド美術館展 魅惑の印象派」について、お伝えしていきますね。
「コートールド美術館展 魅惑の印象派」鑑賞レポート
印象派の名画がズラリと集結した豪華な展示会
コートールド美術館は、イギリスにある印象派・ポスト印象派の作品が展示してある美術館です。
20世紀初頭に、レーヨン産業で成功したサミュエル・コートールドのコレクションが中心に展示されています。
このコートールド美術館の作品が、イギリス国外へ持ち出されることは、非常に貴重な機会とのこと。
コートールド美術館が、2021年の再開に向けて改修中とのことで、本展示会が開催されたようです。
本展示会の内容を一言で表すなら、「印象派の名画がズラリと集結した豪華な展示会」です。
その理由は、ゴッホ、モネ、マネ、セザンヌ、ゴーガン、ルノワールなど、美術界の巨匠たちの名画が一堂に会した展示会だからです。
中でも、コートールドが好んで収集したとされるセザンヌの作品が、非常に印象に残っています。
日常の何ともない一面を切り取った作品ですが、よくみると机が傾いていたり、人の胴体が長かったりと、遊び心を垣間みることができました。
また、ルノワールの作品も、痺れるような美しいものばかりで印象に残っています。
特に、モデルのニニ=ロペスと弟のエドモンを描いた作品は、「白」の使い方がめちゃくちゃキレイで、それゆえに、胸元と腰につけている花飾りが美しく輝いていました。
他にも、教科書で見たことがあるドガの作品には、ダイナミックな空間の使い方に驚きました。
そしてまた、貴族の日常を切り取った作品が多かったため、ゴッホやモネなどとの題材の違いに、面白さを感じました。
Twitterでの感想・反応
「コートールド美術館展 魅惑の印象派」概要
ロンドンのコートールド美術館は、イギリスが世界に誇る印象派・ポスト印象派の殿堂です。
マネ最晩年の傑作《フォリー=ベルジェールのバー》、ルノワールが第一回印象派展に出品した記念碑的作品《桟敷席》、セザンヌ《カード遊びをする人々》、ゴーガン《ネヴァーモア》など巨匠たちの代表作がずらりと並びます。
それらが貸し出されることは滅多にありませんが、このたびコートールド美術館の改修工事のために多くの名作が来日することになりました。
美術館の創設者サミュエル・コートールド(1876-1947)はイギリスの実業家で、卓越した審美眼を持つコレクターでもありました。
フランス近代絵画の魅力を母国に伝えたいと、1920年代を中心に、精力的な収集を行います。
1932年、ロンドン大学に美術研究所が創設されることが決まると、コレクションを寄贈。研究所はコートールド美術研究所と名付けられ、その展示施設としてコートールド美術館が誕生しました。
本展では、その研究機関という側面にも注目し、美術史研究や科学的調査の成果を取り入れながら、作品を読み解いていきます。選りすぐりの絵画・彫刻約60点との豊かな対話をお楽しみください。
回顧展スケジュール
会場:東京都美術館(2019年9月10日~12月15日)
- 会場:東京都美術館
- 住所:東京都台東区上野公園8-36
- 会期:2019年9月10日(火)~12月15日(日)
会場:愛知県美術館(2020年1月3日〜3月15日)
- 会場:愛知県美術館
- 住所:名古屋市東区東桜一丁目13番2号
- 会期:2020年1月3日〜3月15日
会場:神戸市立博物館(2020年3月28日~6月21日)
- 会場:神戸市立博物館
- 住所:神戸市中央区京町24番地
- 会期:2020年3月28日~6月21日
まとめ
コートールド美術館展は、美術好きな僕にとっては、ものすんごく面白い展示会でした。
美術界の巨匠たちの名画が、ここまで集結した展示会はとっても貴重なので、終始、鼻息が荒かったです。
一度鑑賞しただけでは消化できなかったので、図録を購入して、勉強してから再訪することを誓いました。
本展示会は、本当に素晴らしい作品を生で感じられる貴重な機会なので、ぜひ足を運んでみてください。