【感想】木梨憲武展 Timing-瞬間の光り-(松坂屋美術館)の鑑賞レポート
松坂屋美術館で開催されている「木梨憲武展 Timing-瞬間の光り-」を鑑賞してきたので紹介します。
木梨憲武さんは、皆さんご存知「とんねるず」の、あの木梨憲武さんのことです。実は、芸術家としても活躍していることを知っていましたか?
僕は、2014年の横浜トリエンナーレで、初めて芸術活動を行なっていることを知りました。以来、各所で、木梨憲武さんの作品を目にする機会があり、木梨憲武ワールドが好きになってきました。
作品の特徴としては、観ている人が、元気になる作品が多いです。
カラフルな色使いや不思議な作品など、面白い作品がいっぱいです。
では早速、「木梨憲武展 Timing-瞬間の光り-」についてお伝えしますね。
「木梨憲武展」概要
フライヤー
展示会紹介
2014年から2016年にかけて全国8会場を巡回し大きな話題を呼んだ「木梨憲武展×20years」から2年。アーティストとして高い評価を受けた木梨憲武は、2018年6月、自らも得意とするストリートカルチャーの発信地、イギリス・ロンドンでの個展開催を実現するなど、ますます活躍の場を広げています。
本展では、ロンドンで披露した新作を中心に、絵画、ドローイング、映像、オブジェなど、表現方法に縛られない作品の数々を展示します。
さらに自由に、さらに洗練された作品をぜひご覧ください。
会場:松坂屋美術館
- 住所:名古屋市中区栄3-16-1 松坂屋名古屋店南館7階
- 電話:052-251-1111
- アクセス:地下鉄名城線矢場町駅 地下通路直結(5・6番出口) 、地下鉄栄駅 16番出口より南へ徒歩5分
スケジュール・開館時間
- 2019年9月13日(金)~10月20日(日)
- 午前10時~午後7時30分(入館は午後7時まで)
鑑賞レポート
観ている人が、元気になる作品が目白押し
会場に入って一番最初に目にするこの「木」は、展示会が行われるごとに、色を書き足しているのだそう。最初は、花束くらいのサイズだったのが、今では立派な木にまで成長してきました。現物を見ると、きっと圧倒されてしまいますよ。
木梨憲武さんは、「花」をモチーフにした作品をたくさん描かれています。ただ、普通の花ではありません。色がカラフルであったり、観たことがないようなカタチだったりと、「これは何の花だろう?」と考えさせられるものばかりです。
「家」をテーマにした作品たちも、観ていて想像力が働きます。木片に色をつけて陳列したこちらの作品は、まるで「眠らない街、東京」というタイトルなのかな?と想像してしまいました。
丸いキャンパスに、たくさんの「手」が描かれている作品も印象的です。たくさんの展示会を観てきましたが、丸いキャンパスとは、初めて出会いました。そしてまた、この手は、「たくさんの人が手を取り合ってくれたらいいな」というような想いが込められているような気がして、観ていて暖かい気持ちになりました。
妖精(フェアリー)をイメージした作品は、「妖精を見たことがある」という奥さんやお子さんの話からイメージして作ったそう。本当に存在していてもおかしくなさそうな、たくさんの妖精たちと出会うことができます。
木梨憲武さんが描く人物からは、とっても大きな愛が伝わってきました。曲線の書き方が独特だからでしょうか。それとも、描かれているシーンが、愛を感じるものだからでしょうか。観ていて、ホッコリした気分になってきました。
Twitterでの感想・反応
まとめ
木梨憲武展は、観ていて元気になってくる展示会でした。
カラフルな色使いや不思議な作品、あとは、面白いナレーションの効果もあって、一人でニヤニヤしながら鑑賞していました。
会場には、子どもたちもたくさんいたのですが、「なにこれ???」と興味津々になっているのが印象的。
ホッコリした気持ちになれる作品と出会うことかできるので、ぜひ足を運んでみてください。