【感想】日本のアニメーション美術の創造者「山本二三展」(田原市博物館)の鑑賞レポート
愛知県にある田原市博物館で開催されている日本のアニメーション美術の創造者「山本二三展」の鑑賞レポートを紹介します。
山本二三さんは、火垂るの墓やもののけ姫、時をかける少女など、超有名なアニメーションの背景画などを手がけた方です。
本展示会では、約230点もの作品と出会うことができます。
僕は、もののけ姫と時をかける少女がとてつもなく好きなので、展示作品を観ながら、アニメーションのシーンを思い出していました。
テレビで見ても美しいと感じていた背景画ですが、生で見ると、その世界に入り込んでしまったような感覚を覚えてしまいました。
特に、光と影の使い方と、薄い霧がかかった風景に、大きく感動しました。
では、もっと詳しく「山本二三展」についてお伝えしますね。
もののけ姫、時をかける少女が好きなら、絶対に感動する展示会
山本二三さんは、誰もが知っている作品の背景画やイメージボードを手がけられた方です。
僕が特に好きなのは、もののけ姫と時をかける少女。
もののけ姫の、「シシ神の森」は、自分が本当に、シシ神の森の中にいるような感覚になるほどでした。
生きているかのような木々や薄っすらと霧がかった雰囲気。
どこかに、シシ神が描かれているのではないかと探してしまいました。
時をかける少女の作品も、物語が始まった「踏切」や、不思議な出来事が起こった「理科実験室」などの有名シーンの背景が展示されています。
テレビや映画館で見るのと比べ物にならないくらい、描かれているシーンの美しさがダイレクトに伝わってきます。
他にも、本展示会では、ルパン三世や天空の城ラピュタ、火垂るの墓などの作品が展示されています。
また、アニメーション作品だけではなく、東日本大震災の奇跡の一本松やグラバー邸を始めとした長崎三景など、数多くの作品を楽しむことができます。
「山本二三展」概要
展示会紹介
本展覧会では、山本二三が手がけた、アニメーションの背景画・イメージボード等を。約230点展示します。入念な取材と構想、精密な描写によって表現された背景画の世界を鑑賞できます。
参照:山本二三展ol2
「山本二三」略歴
山本二三は「未来少年コナン」(1978年)「天空の城ラピュタ」(1986年)「火垂るの墓」(1988年)「もののけ姫」(1997年)「時をかける少女」(2006年)など数々の名作アニメーションで美術監督をつとめて高い評価をうけ、現在もなお精力的に活動を続けています。
参照:山本二三展ol2
会場:田原市博物館
住所:愛知県田原市古田町岡ノ越6番地4
電話:0531-33-1127
休館日:月曜日
開演時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
会期
2019年9月21日(土)から11月17日まで
展示作品リスト
Twitterでの感想・反応
まとめ
「山本二三展」は、田原市という交通の便がよくないところにあるのですが、わざわざ足を運んで正解でした。
もののけ姫や時をかける少女など超有名アニメーションの、最高のシーンが描かれているのを生で見ることができるので、ものすんごく感動するとができますよ。
展示作品リストを見て、知っている作品があれば、ぜひ足を運んでみてください。