【感想】試験管ベビー「サプライズ、いりません。」(千種文化小劇場)の観劇レポート
試験管ベビー20周年記念公演「サプライズ、いりません。」を観劇したので紹介します。
初めて試験管ベビーの舞台を観たのですが、めちゃくちゃ笑いました(笑)
サプライズに対する、男性と女性の考え方の違いが、非常に面白かったです。
個人的には、どんなものでもサプライズをしたら女性は喜ぶという男性的なノリは好きなのですが、実際にされたら困るという女性の意見の方に共感が多めでした。
- テンポのいい会話劇
- オチがある物語
- 観客参加型
など、笑顔になれる場面がたくさんあって、何度も見たくなってしまいます。
また、舞台のストーリーが分かりやすいからか、小さな子どもや学生など、若い世代のお客さんが多いのも印象的でした。
では早速、試験管ベビー「サプライズ、いりません。」についてお伝えしますね。
「サプライズ、いりません。」by試験管ベビー 概要
ビラ・チラシ
ご挨拶
お陰様で20周年です!ありがとうございます。自分では大したことではないと思いながらも、同業の方々からはお褒めの言葉をいただいたりして、なんだかむず痒くなったりしてます。そして、そのむず痒さが今回のお話に至ったのであります。
毎回毎回、「お客様とともにお芝居を楽しみたい!」を信条に公演してきた我々にとって、節目とか記念とはなんだろう?何かしないといけないのか?
いつもよりお金かけなきゃいけないのか?いつも全力なのにこれ以上何ができるんだ?試験管ベビーを観に来てくれるお客様は、一体何を欲してるのだろう……?「サプライズ、いりません。」そんな声が聞こえた、気がします。
いつも通りの試験管ベビーです。20年経ってもやってることは変わらない。それが試験管ベビーです。
押し付けの記念公演をするつもりはありません。勝手に盛り上がったりもしません。そういうの、求められていないと知っています。
今回は、身勝手に20年続けてきた試験管ベビーが、身勝手にサプライズする人たちをぶった切っていきます。
誰かにサプライズしたいという気持ちは尊いものです。でも、その誰かがサプライズを欲しているとは限りません。そんなお話です。
自信を持っていつもの「試験管ベビー」やります!
それでも20周年を祝ってくれる方々に感謝を込めて。ありがとうございます。試験管ベビー 代表 かこまさつぐ
脚本・演出・出演者・スタッフ等
▼脚本・演出
- かこまさつぐ
▼出演者
- かこまさつぐ
- 吉森 治
- 三芳一麻
- 長屋 駿
- 近藤 樹
- 加藤奈々
- 森本夏代
- 海野もずく
- まつもとのどか
- 賀久泰嗣
- 浅井ぽてと
- 村上大輔
- 大塚寧々子
- 小島 菊
- 松岡秋音
- 羽多野卓(巣山プロダクション)
- 鞍本里都(fuzzy m. Arts)
- if(クラウンファミリープレジャーB)
- 伊藤友宏(ホニホニマー舎)
▼スタッフ等
- 舞台監督:渡 昭徳
- 舞台装置:渡 昭徳/伊澤央亜
- 照明:舟橋一馬
- 照明OP:鈴木夢眠
- 音響:三芳一麻
- 音響OP:早川迪
- 衣装:上村紗輝/賀久泰嗣
- 小道具:林 倫/村上大輔
- 制作:加藤奈々/森本夏代
公演スケジュール
- 9月13日(金) 19:00〜
- 9月14日(土) 13:00〜/18:00〜
- 9月15日(日) 13:00〜/18:00〜
- 9月16日(月) 13:00〜
劇場:名古屋市千種文化小劇場
- 住所:名古屋市千種区千種3丁目6-10
- アクセス:名古屋市営地下鉄桜通線「吹上駅」より徒歩3分
観劇レポート
終始笑顔が止まない舞台
「サプライズ、いりません。」で取り上げられているテーマは、「男女のサプライズに対する考え方の違い」だと思いました。
男性陣が思いつくサプライズは、どれも自分本位のサプライズばかり。野球場を貸し切るだとか交差点を封鎖するだとか、ある意味では一生の思い出になるものばかり。
けどしかし、サプライズされる女性側としては、「それはないだろ・・・」と、ドン引きしてしまいます。
そんなエピソードが、眼の前で繰り広げられていて、非常に面白かったです。
そしてまた、試験管ベビーの最大の特徴は、観客参加型であること。
僕は、今回の公演が初めての試験管ベビーだったので、どんな参加の仕方をするのかドキドキしていましたが、心配不要でした。
劇中に配られるあるものをある形に変えて、劇が進んだらそれを使って声を出すだけ。
舞台の中で一番ハッピーな気分になれるシーンだったこともあって、ものすんごくニッコリした顔で参加することができました。
素敵な体験ができたおかげで、また観劇したいと思ってしまっています。