【レビュー】越後妻有里山現代美術館 MonET〜芸術祭の中心地!コミュニティスペースも最高!〜【大地の芸術祭】
新潟県にある「越後妻有里山現代美術館 MonET」へ行ってきたのでご紹介します。
ここは、大地の芸術祭の象徴的な場所とってもいいでしょう。
館内や周辺に、本当にたくさんの作品展示がされています。
現代アートが好きな方は、唸るくらいにテンションが上がること間違いなしな場所です。
この記事では、「越後妻有里山現代美術館 MonET」の魅力をお伝えしていきますので、ぜひチェックしてみてください。
「越後妻有里山現代美術館 MonET」の感想
美術館に到着してまず目に入るのは、超巨大なプールのような作品です。
これは、金沢21世紀美術館の有名なプールを作ったレアンドロ・エルリッヒの作品。
美術館にきた人なら絶対に、インスタ映えを狙って写真を撮ってしまうこと間違いなしです。
「Palimpsest: 空の池」という作品名で、美術館の2階から見下ろすと、水に空が映し出されて不思議な感覚を味わえますよ。
美術館に入ってから、真っ先に驚かされるのが、目[mé]の「movements」です。
遠目で見ると、無数の何かが吊るされているだけのように見えますよね。
近づいてみると、小さな時計が、カチカチと時を刻んでいることがわかります。
この作品を見ていると、たくさんの人々が、それぞれの時間を自由に過ごしている様子を感じます。
少し見る角度を変えてみると、今度は、雨が降っているかのようにも見えてきました。
もしくは、割れたガラスのようにも見えなくもないです。
見る人によって、見る角度によって違って感じるということが、僕の大好きなPoints of Youみたいでワクワクしていました。
まるで、幽霊のように踊るニコラ・ダロ「エアリエル」も印象的です。
シェイクスピアの戯曲「テンペスト」から着想を得て作られた作品とのこと。
ドラムの音に合わせて踊る様子は、幸運を願う舞のように感じました。
名和晃平「Force」は、2021年に制作されたばかりですが、これからの美術館の目玉となること間違いなしです。
黒いシリコンオイルが糸のように落下し続けている様子は、なんとも不思議な景色です。
落下した先をよく見ると、オイルがモニョモニョと動き回っているように見えます。
「となりのトトロ」に登場する”まっくろくろすけ”を思い出してしまいました。
イリヤ&エミリア・カバコフ「16本のロープ」も見どころたっぷりです。
小さな部屋に、ゴミとメモが吊るされているという作品。
作者の祖国を思う気持ちを感じ取ることができます。
中谷ミチコさん「遠方の声」は、誰もが3度見くらいしちゃう作品です。
左と右の写真は、同じ作品だということが信じられますか?
見る角度によって、違う作品のように様変わりするんです。
これも同じで、左の写真は後ろを向いているオオカミですが、右の写真はやや前を向いているオオカミです。
「どうなっているの?」と子供心をくすぐられます。
越後妻有里山現代美術館 MonETに来たなら、ここで昼食を食べることをお勧めします。
なぜなら、無印良品でお馴染みの良品計画がデザイン監修したコミュニティスペースがあるからです。
無印良品が好きな人なら、絶対に気にいる空気感があります。
そんな雰囲気の中、食べることができるオリジナルハンバーガーは、もう最高です。
ちょうど「Palimpsest: 空の池」も見えるようになっているので、すごく幸せな昼食になりますよ。
あと、忘れてはいけないのが、美術館の周辺の作品たちです。
特にこの「モグラTV」は、クスッと笑ってしまうような作品なのです。
ぜひ覗いてみてくださいね。
「越後妻有里山現代美術館 MonET」の概要
アクセス
新潟県十日町市本町6-1
営業日時
- 10:00~17:00(4/29~11/13は~18:00まで)
- 通年公開(祝日を除く火水定休)
料金
期間 | 料金 |
---|---|
通常 | 1,000円 |
芸術祭会期中 | 1,200円 |
特別企画展開催時 | 1,500円 |
芸術祭パスポート | 無料 |
「越後妻有里山現代美術館 MonET」のまとめ
「越後妻有里山現代美術館 MonET」は、大地の芸術祭を象徴するような場所です。
越後妻有という土地を、よく感じられるような作品もたくさんありました。
ちなみに、僕は平日に訪問したのですが、非常に空いてました。
係員さんに聞いたら、土日でも、都会の美術館のような混雑はないそうです。
一度にたくさんの作品と出会うことができるので、ぜひ足を運んでくださいね。