【感想】オレンヂスタ 仮面劇×ヴィジュアル系ロック「RICHARD-SAN」(ひまわりホール)の観劇レポート
仮面劇×ヴィジュアル系ロック「RICHARD-SAN」byオレンヂスタの観劇レポートを紹介します。
P新人賞2017受賞記念公演 再演+新作2本立てということで、パネルシアター×演劇「MANGAMAN」と仮面劇×ヴィジュアル系ロック「RICHARD-SAN」が、W上演されました。
どちらの公演も、勢いに圧倒されましたし、大爆笑もしました。それでいて、「RICHARD-SAN」は、ヴィジュアル系音楽の歌詞と舞台セリフのミックスが、カッコよく決まっている舞台です。
では早速、仮面劇×ヴィジュアル系ロック「RICHARD-SAN」の観劇レポートをお伝えしますね。
仮面劇×ヴィジュアル系ロック「RICHARD-SAN」byオレンヂスタ 概要
ビラ・チラシ
あらすじ
15世紀後半、英国。王位を巡る争いに平穏が訪れたのも束の間――。
生まれつき奇形で長年虐げられてきたリチャードは、自らが王となるべく、政敵となる男たちは殺し、利用できる女を次々と籠絡していく!
そうして手にした王冠だが、孤独は癒されることなく……
シェイクスピアを仮面劇化、全編ヴィジュアル系ロックに乗せお届けする耽美で珍奇な30分!
原案・構成・演出・出演者
▼原案
イギリスの劇作家ウィリアム・シェイクスピア「リチャード3世」
▼構成・演出
- ニノキノコスター
▼出演者
- スズキカズマ(グロスター公リチャード)
- 今津知也(クラレンス公ジョージ/リヴァーズ伯/バッキンガム公/リッチモンド伯ヘンリー)
- 暁月セリナ(皇太子エドワード/エリザベス/マーガレット)
- 内田もえ(ヨーク公/アン)
- 宮田頌子(ヨーク公爵夫人)
- 伊藤文乃(王妃エリザベス)
- 佐藤裕二(エドワードⅣ世/ダービー伯スタンリー)
- 松竹亭ごみ箱(afterimage)(ヘイスティングス/騎士ケイツピー)
公演スケジュール
2019年
- 2月2日(土)14:00/18:00
- 2月3日(日)14:00
劇場:損保ジャパン日本興亜人形劇場ひまわりホール
損保ジャパン日本興亜人形劇場ひまわりホール
名古屋市中区丸の内3-22-21 損保ジャパン日本興亜名古屋ビル19F
観劇レポート
ヴィジュアル系音楽と舞台セリフが笑いのツボ!
この舞台の原案は、イギリスの劇作家ウィリアム・シェイクスピア「リチャード3世」という史劇です。この舞台では、登場人物がとにかく多いのが特徴です。それでいて、名前がカタカナだから、誰が誰だか覚えられませんでした・・・
けどしかし、およそのストーリーは分かります。暴君リチャードの残虐っぷりが酷いと感じました。ただ、その酷い部分を笑いに変えるのがオレンヂスタの凄いところです。
舞台のキャッチコピーにある通り、ヴィジュアル系音楽の歌詞が、そのまま舞台ゼリフに使われているのです。何というセリフだったかは忘れてしまいましたが、X JAPAN「紅」、ゴールデンボンバー「女々しくて」、SIAM SHADE「1/3の純情な感情」などがありました。
それがもう、舞台のシーンにピッタリな歌詞ばかりだったので、めちゃくちゃ面白かったです。僕はもともとヴィジュアル系が好きなので、より楽しむことができました。