【あいちトリエンナーレ2019】「表現の不自由展・その後」が再開したので、抽選を申し込みに行ってきた話
「表現の不自由展・その後」が再開したので、抽選を申し込みに行ってきた様子を紹介します。
あいちトリエンナーレ2019も残すところ1週間だということ、メディアでたくさん報道されたこともあって、「表現の不自由展・その後」の抽選は、非常に混雑していました。
正確な数字は分かりませんが、「表現の不自由展・その後」へ入場するための倍率は、10倍では済まないと思います。
そしてまた、僕は「あいちトリエンナーレ2019」が開幕した初日に鑑賞したのですが、その時の様子と、様々な報道がされてからの様子とでは、まったく違う展示会になってしまったような雰囲気を感じました。
一言とでいうと、「物々しい雰囲気」という具合です。
抽選で並んでいる人たちの中に、「表現の不自由展・その後」に対する怒りの感情を露わにしている人もいましたし、そのような人に対応するための警備体制も強固なものになっていました。
ではもっと詳しく、「表現の不自由展・その後」が再開したので、抽選を申し込みに行ってきた様子についてお伝えしますね。
「表現の不自由展・その後」の抽選方法
「表現の不自由展・その後」は、再開後、入場規制がかかって、抽選で当選した人しか鑑賞できないようになりました。
抽選は、愛知芸術文化センター10階エレベーターホールで行われます。
スタッフの人に、抽選番号入りのリストバンドをつけてもらって、当選番号の発表を待つという仕組みです。
当選番号の発表は、愛知芸術文化センター10階エレベーターホールでも行われますが、あいちトリエンナーレ2019のホームページでも確認することができます。
当選番号発表まで少し時間があったので、僕は、作品を鑑賞しながら時間を待つことにしました。
定員は、1回につき35名まで。リストバンドをつけてもらう列を見た限り、軽く300人はいたように見えたので、きっと倍率は10倍では済まないです。
ちなみに僕は、抽選に外れてしまったので、「表現の不自由展・その後」を鑑賞することはできませんでした。
初日に一度鑑賞したのですが、あまりに強烈だった印象しか残っていないので、もう一度鑑賞したかったのですが、落選してしまっては仕方ありません。
どうしても鑑賞したい人は、何度も何度も抽選に挑戦してみてくださいね。
物々しい雰囲気に包まれていた愛知県美術館
せっかくなので、もう一度、作品鑑賞をしていたのですが、初日に鑑賞したときと様子が異なることに気が付きました。
鑑賞するためのルートが違いますし、スタッフの数も増加しています。そしてまた、「表現の不自由展・その後」に対して、感情をあらわにしている人が多かったです。
この様子の違いは、僕にとっては、同じ展示会だとは思えないほどでした。
芸術を楽しみに来場しているのではなく、「表現の不自由展・その後」を一目見ようとする人たちが、ほとんどのように感じました。
「物々しい雰囲気」というのが、ぴったりな空気感です。
あらゆるものを芸術として捉える現代アートが好きでは、たくさんの人にアートを楽しんでもらいたいと考えている僕は、この空気感を感じて、悲しい気持ちになってしまいました。
「なにこれ?」「面白い!」などと、笑いながら鑑賞している人が増えたらいいのになと願うばかりです。
少し話が逸れてしまいましたが、「表現の不自由展・その後」再開後の様子をお伝えしました。
現地へ行かないと抽選へ参加できないので、この機会に、足を運んでみてくださいね。
そしてせっかくなら、他の作品も楽しんでみてください。
こちらに、見どころなどをまとめた記事を用意していますので、参考にしていただけると嬉しいです。
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