【あいち2022】ポップ・アップ!(長久手市)〜見どころ、ワークショップ、概要、感想まとめ〜
国際芸術祭「あいち2022」のポップ・アップ!が行われた「長久手市文化の家」へ行ってきたのでご紹介します。
ポップ・アップ!とは、愛知県内の4市を巡回して作品展示を行うイベントです。
あいち2022のメイン会場などにも展示している11人のアーティストさんの作品を楽しむことができます。
それに加えて、各会場では、ワークショップなども開催されています。
僕は今回、和合亮一さんの詩に関するワークショップに参加しました。
この記事では、ポップ・アップ!の見どころとワークショップの感想をお伝えしていきます。
これから行こうと思っている人、行けそうにないけど気になっている人は、ぜひ読み進めてみてください。
▼「あいち2022」全体の情報を知りたい方は、先にこの記事をどうぞ。
【まとめ】国際芸術祭「あいち2022」 – 見どころ、注意点、モデルコースなど
ポップ・アップ!の見どころ
ポップ・アップ!は、こじんまりとした美術展というイメージです。
あいち2022のコンセプトを大切にしながら、誰でも馴染むことができるような作品が展示されています。
例えば、和合亮一さんの詩の作品は、老若男女、誰でも世界観を感じることができます。
友人と一緒に見たときには、「これってどういう意味だろう?」と、会話が弾みそうです。
黒田大スケさんの「ギャラリートラック常滑」は、かなりインパクトのある作品でした。
招き猫の映像を、よーく見ると、本当はなになのかがわかるはず。
そして、運転席側の映像を見ると、どうやら常滑市内を走行していた模様。
こんな映像を流しながら、道路を走行していたことを思うと、内心「マジかよ」と思ってしまいました。
なんとポップ・アップ!には、みんなが大好きな塩田千春さんの作品展示もありました。
心臓と血管のようなこの作品からは、嫌でも生死について連想してしまいます。
この作品は、観た人を釘付けにしてしまうこと間違いなしです。
▼塩田千春さんの作品は、一宮市会場でも、存分に味わうことができます。
ポップ・アップ!長久手市のワークショップ
和合亮一さんのワークショップは、2時間で詩を作る体験をするというもの。
長久手市文化の家の中を散策して、気になったものの言葉を集めたり、参加した人たちと一緒に、詩を披露しあったりしました。
今まで「詩」というものに関わったことがなかった僕でしたが、詩の奥深さの片鱗に触れることができたような気がします。
詩には正解がないし、十人十色が当たり前というところが、非常に僕好みでした。
和合亮一さんは、普段は高校の先生をしているということもあり、非常に親しみやすいと感じました。
お話が、いちいち面白い。
さいごに、自身の詩を読まれていた様子は、一生忘れることができないくらいのインパクトでした。
言葉の一つ一つに魂が入っていて、聞く人の心に響いてきました。
ポップ・アップ!の概要
概要
「あいち2022」ポップ・アップ!は、名古屋市・一宮市・常滑市で開催される国際芸術祭「あいち2022」の現代美術展参加アーティスト82組のうち11組の作品が、県内4つのまちを巡る移動型芸術祭です。
「あいち2022」のテーマ「STILL ALIVE 今、を生き抜くアートのちから」のエッセンスを感じられる展示内容を展開しながら、週末にはアーティストによるワークショップやガイドツアーなどを行います。
開催地及び内容
市 | 場所 | 期間 |
---|---|---|
長久手市 | 長久手市文化の家 | 9/2-9/4 |
蒲郡市 | 蒲郡市生命の海科学館 | 9/7-9/12 |
半田市 | 旧中埜半六邸、半田市役所 | 9/16-9/19 |
西尾市 | 西尾市文化会館 | 9/23-9/25 |
参加アーティスト
遠藤薫、小杉大介、黒田大スケ、升山和明、尾花賢一、カズ・オオシロ、塩田千春、和合亮一、渡辺篤(アイムヒア プロジェクト)、イー・イラン、横野明日香
ポップ・アップ!の感想まとめ
ポップ・アップ!は、こじんまりとした作品展示でしたが、内容は、非常に面白かったです。
あいち2022のエッセンスが、ギュッと詰まった感じ。
ワークショップも、初めての体験ができたので、非常に満足度が高かったです。
開催期間が限られてますので、気になった方は、早めに予定を押さえてくださいね。
▼あいち2022の全会場の紹介記事は、こちらです。